人生の転機

日々の事や過去の大きな出来事を綴っていきます。

留置場①

留置場での初めての朝、逮捕2日目だ。

昨夜の「ベホマ」効果と5番さんから今後の流れを聞いていたおかげでわりと安心した朝を迎えた。当然ながら、このような場所での生活は初めてであり、ルールやこれからのことなどはほぼ無知だ。

 

このようなブログを読まれている方はご存知であろうが、逮捕後は時間制限というか日程的に決まっていることがあり、それすらハッキリと知らなかった私であったが、昨夜のうちにこの2、3日のスケジュールを聞いていたのでグッスリ眠れたのも大きかったし、何より「2、3日で出れるかも」という呪文がなにより私にとってのHP回復剤となっていた。

この「2、3日で出れるかも」の根拠であるが①初犯②被害金額が微々たるもの③否認せずすべて認めている、などのことからであるが、私としても希望的観測もあるがそうであろうと思っていた。言い方は悪いが、それくらいの事件だし、長引く理由も全くないからだ。この時点で心配だったのは、職場への言い訳くらいであり、本当に気楽でいたのは間違いない。

5番さんによると今日は「何もない1日」らしい。刑事から取り調べがなければ、ただ留置場で過ごす1日のようだ。要は刑事が送検するための書類を作る日のとのこと。そんなこともあり、ならのんびり過ごそうと5番さんといろいろな話をして過ごした。ちなみに13番さんは裁判所へ朝から出かけている。彼の罪は痴漢。電車内でおしりを触り逮捕されたらしい。しかも再犯。25歳くらいでそのような性癖・・・一生治らないんだろうなと思った。前回は示談にしたらしく、今回もご両親が動いたようでそのようにするらしい。とはいえ、昨日送検されているので今日は裁判所で勾留質問の日。ほぼ100%勾留されるとのことである。要は2泊3日で釈放されることはほぼないとのだが、それでも自分自身のことは楽観視していた。痴漢に比べれば・・・という考えからである。

13番さんは夕方戻り、その場での釈放はなかった。彼は少しへこんでいたが、申し訳ないが仲間が減るのは若干さびしかったので「おかえり」だ。就寝時間まで、彼の性癖について5番さんといろいろ詰問した。結論として、どうやらそういうスリリングな環境でないと興奮しない変態野郎となった。ご両親も大変だな・・・。

 

その夜、22時くらいだろうか・・・突然「13番、釈放」と刑務官からの発言。

どうやら、示談が成立したらしい。時間とか関係なく、このようなことはあるみたいだ。いいな~と思いつつ、もう2度するなよ、と年長2人からの激励を受け彼は布団を片付けて旅立っていった。

 

そのような事実を目の当たりにしたのだから、当然、次は自分!と思うのは仕方がないことだ。「2泊3日コース、あるじゃんww」と考えていたが、彼の場合は「示談」が成立したからであり、私の場合は被害者が被害届を取り下げなければ「2泊3日」はありえないのだが、なんだかすぐに出る気満々であった。

 

明日は送検と呼ばれるイベントだ。検事に呼ばれ逮捕事実などを確認されるようだ。