人生の転機

日々の事や過去の大きな出来事を綴っていきます。

裁判

実に久々の更新となった。 決して「おつとめ」に行っていたわけではなく、釈放までを記したところで少し疲れてしまったというのが事実だ。 現時点で裁判はもちろんすべて終了しているが、執行猶予中ではある。 再犯はもちろんしていないので、あと10ヶ月ほど…

釈放

今日は満期日。23日間、この檻にいたことになる。前日に刑務官から「明日だよ」などと言われず、自動的に最終日を迎えた。出られるのはわかっているが、問題はその時間だ。検事がちんたらしていたら、最悪夕食後になることもあるという。朝食を食べ、運動し…

検察庁④

満期は来週の火曜日。前週の木曜日に再度、検事に呼ばれた。いったい、これ以上何を聞くことがあるのか?とはいえ、結果次第では今日の釈放もなくはない。これ以上取り調べもないわけで、であれば満期まで勾留している必要性は全くないからだ。 取り調べ中に…

検察庁③

逮捕→送検→勾留→勾留延長と、お決まりのコースをたどっている。送検後10日以内の勾留となるので、逮捕日から言うとあと4,5日はここにいるのはほぼ確定だ。次のイベントは10日の勾留が切れる前に再度検事から呼び出しがあり、その後の勾留されるか否かだが…

検察庁②

今となっては逮捕何日目は忘れてしまったが、おそらく8日目か9日目だったと思う。 地検に呼ばれる時が来た。 前回というか、新件の時は事件のことは掘り下げず、概略を検事が言い、それに対してすべて認めたところで終了した。 延長勾留になるかならないかは…

署内での取り調べ

逮捕6日目か7日目だろうか、何もない日であったが、突然取り調べと刑務官に告げられた。逮捕初日以降、初めての署内での取り調べである。供述調書により細かく記述していくためのものであるが、こちらとしては全面降伏しているので猪木とのバトルもなく、…

勾留中の様々な欲求

23日間にも拘留されると、様々な欲求が当然ながら芽生える。 まずは食欲だ。 逮捕前は74㎏だった体重は、釈放後71kgになった。もっと落ちるかと思っていたが3週間ならそんなとこなのだろう。同室の人達とは当然、出たら何を食べるか?というのがお決まりのト…

留置場の仲間たち

逮捕6日目。 今日も何もない日だ。 5番さんに紹介された弁護士は今日も来なかった。体調がすぐれないらしい。 それを知っていたら、もしかしたら国選で進めたかもしれない。 とにかく早く出たい一心から私選弁護士を選任しようとしたが、面会に来ないのでは…

面会篇

結局、私は23日間という最大限の延泊をしたのだが、その間に面会が何回かあった。一番多いのはもちろん弁護士であり、2回妻も面会に来たがそのことには触れたくないのでここでは割愛。あとは会社の仲間である。 まずは弁護士から。弁護士は24時間いつでも面…

留置場の1日<午後>

12:00 昼食 私のいた、新日本警察署の留置場でのこととなるが、実は昼食時が1日のクライマックスとなる。勾留延長(最初の裁判所で勾留請求が認められるとき)となると「自弁」と呼ばれるイベントが解放される。これは自分の所持金の範囲内で月~金曜の昼…

留置場の1日<午前>

逮捕5日目。 取り調べ、地検、裁判所のイベントが全くないと1日中檻の中で過ごすこととなる。地検、裁判所での拷問椅子での待つ時間も辛いが、単に時間をつぶすということがこれほど苦痛であるとは想像もしなかった。 イベントのなにもない1日をお伝えし…

裁判所①

逮捕4日目。 一般的に勾留質問と呼ばれる、裁判所でのイベントがある日だ。 1日の流れとしては、前日の検事取り調べと相違はほぼない。 朝食後に集められ、地検に行く人と同乗してまずは全員が同行室へ連行。 裁判所へ行く人はまとめられ、一旦檻に入れられ…

検察庁①

逮捕3日目。 今日は検察に行き、検事の取り調べを受ける日だ。 朝8時半くらいに呼ばれ、お出かけの支度。 別に何を持っていくわけでもないが、ボディチェック後、手錠をかけられ、腰縄をつけられる。複数人の場合は数珠つなぎとなる。 新日本警察署は検察・…

留置場①

留置場での初めての朝、逮捕2日目だ。 昨夜の「ベホマ」効果と5番さんから今後の流れを聞いていたおかげでわりと安心した朝を迎えた。当然ながら、このような場所での生活は初めてであり、ルールやこれからのことなどはほぼ無知だ。 このようなブログを読ま…

留置場での初夜

猪木、藤波、長州のチームから留置場へと引き継がれた私。 扉を入ると目前にはドラマなどで見る、鉄格子の部屋がずらっと並んでいた。 しかし、雰囲気としては暗いわけではなく、壁・床など全体的な色調はベージュであるため、陰鬱な気分にはならなかった。…

写真撮影~指紋採取~DNA採取、そして夕食・・・

取り調べは午後4時ごろ終わった。 その後、写真の撮影だ。 様々な方向からバシャバシャ撮られ、指紋も指先だけでなく側面もスキャンされた。 ほっぺの内側をスポンジのようなものでぬぐい、DNAも採取された。ついでに靴底もシールみたいのを貼られ型を採…

逮捕~取り調べ

取調室へ連れて行かれ、逮捕状を執行される。 その瞬間より、被疑者となる。 そして、手錠をかけられ逃走防止の腰縄もつけられる。 それまでのどこかのんきだった気分は一瞬にして消え去り、 どこか現実ではない部分も感じながらも取り調べは開始された。 取…

逮捕状請求

新日本警察署に到着。 任意同行からか、入るのは正面入り口から(^_^;) まるで一般の人と同じだ。 猪木・藤波・長州とエレベーターに乗り、刑事課のフロアへ。 じろりとこちらを見る刑事たち・・・。 「こいつなにやったんだ」という顔である。 奥の取調室に…

警察来襲

ある日の朝、私はいつも通りに出社をした。 8時半始業で、いつも通りに朝礼を終えた。 8時50分位だったろうか、受付の女性が私のところに来て 「新日本警察(仮称)の方が来てます・・・」とのこと。 その瞬間は正直「?」だった。 入口に行くと男性が2名お…

諸元

本題に入る前に、私の諸元を。 性 別:男性 年 齢:ほぼ50歳 家 族:既婚(別居)子供なし 職 業:堅い仕事 犯罪歴:小学生の時に駄菓子屋で何かを窃盗。 中学か高校の時にショップでFCソフト「ポケットザウルス」を窃盗。 高校の時に模型屋で1/144「ニュ…

プロローグ

いままでの人生(まもなく50歳)で大きな出来事を3つあげろ、 と聞かれたら間違いなくランクインすることがある。 それは、逮捕され拘留され有罪となったことだ。 一連の出来事からおよそ1年経った今、自分自身の記録ために。 また、これから逮捕されるか…