人生の転機

日々の事や過去の大きな出来事を綴っていきます。

勾留中の様々な欲求

23日間にも拘留されると、様々な欲求が当然ながら芽生える。

まずは食欲だ。

逮捕前は74㎏だった体重は、釈放後71kgになった。もっと落ちるかと思っていたが3週間ならそんなとこなのだろう。同室の人達とは当然、出たら何を食べるか?というのがお決まりのトークになるが、当初考えていたのは寿司だ。釈放される時間にもよるが、午前中だったら帰宅途中で回転寿司に寄るとか、とにかくジャンクなものを食べるとか言っていた。留置場の食事はカロリー的には足りているのかもしれないが、主に揚げ物系からの摂取となるのでどうしても満足度は満たされない。せめて麦飯食べ放題くらいあればいいのだが、自由な時間に自分で好きなものを選んで食べられるという行為がどれだけ幸せなことなのかというのを痛切に感じた。

次の欲求は自由に好きなところに行くというのものだ。留置場では自分の意志で檻からでることはもちろん、ちょっとコンビニとか気分転換に散歩することも無理だ。基本は6畳ほどの部屋で過ごすことしかできない。地検と地裁は苦行であるが、外出するという点においては檻にいるよりはまだいい。今では休みの日など、家から一歩も出ないこともあるが、出ないということも自分の意志であるのでストレスは溜まらない。何より、日々の行動スケジュールが自本で決められないということがこれだけ苦痛であるとは思いもしなかった。

さて、最後は皆さんお待ちかね(?)の性欲である。正直に言うと、逮捕後1週間はそっち系の欲は全くなく・・・というより脳がそんなことを考えてる場合ではないだろうと自制をかけていたのだと思う。しかし1週間を過ぎるころから、環境にもなれ少し心に余裕が出てくると体もそのモードになるようだ。もっと正直に言うと、私は23日間で4回自分でした。3回はトイレ、1回は布団でだ。しやすいのは就寝後のトイレであり、洋式だったことで便座に座りすることができた。便座に座ればそこはプライバシーの配慮で刑務官からも見えない。後始末もトイレに流してしまえばいいのでおそらくするにはベストなところであろうし、刑務官もなんとなくわかっていても「貴様!何してる!」等とはならないであろう。布団でした時は横向きになり、あらかじめチリ紙を多めにキープしておき最後は紙の上に出すという方法だ。紙はトイレ時にでも流せばよい。留置場内に監視カメラはないとい言われているが、絶対ピンホールカメラみたいなものはあると思う。私のあんな姿を見られたかもしれないが、人間、欲求には勝てないのである。